創業42年の大手有名興信所
【原一本社ロビー(埼玉県)】
自社ビルを所有する興信所は極めて稀。明るいロビーには大きな熱帯魚の水槽がある。
零細企業が参入と廃業を繰り返している興信所業界では、歴史のある企業や全国展開の大手は稀です。
そんな世界で原一探偵事務所は、創業42年、全国18拠点展開の大手有名探偵社です。
トップページの終わりでは、結婚調査におすすめの興信所としてこの会社をご紹介しました。。
この探偵社についてさらに詳しく知りたい人のために情報提供いたします。
原一探偵事務所の特徴
トップページでご紹介したように、原一探偵事務所は下記のような特色を持つ興信所です。
5つの項目を一つずつ解説することもすでにしました。(そのページを読む)
- 短命・乱戦の業界で創業42年の歴史
- 北海道から九州まで全国18拠点の大手
- 豊富な人材と警察なみの装備
- テレビに出る数少ない興信所
- 追加請求のない安心な料金システム
そこで、このページでは主に取材の様子をご報告することにします。
興信所に実際に仕事を頼んで体験記を書くというようなことは不可能なので、私は訪問取材することで有用な情報を届けようとしています。
複数の大手有名社を訪ねていますが、中でも原一さんは通算4回取材しており、とてもいい印象を持っています。
各回の取材のポイントをまとめました。
第一回 大阪支社(2015年4月)
自分の作っている探偵紹介サイトを提示して、「もっと内容を充実させるために取材させてほしい」と申し込んだところ、受けてもらえました。
私は京都在住なので、大阪拠点で会ってもらえることになりました。
この時、探偵という職種の人との接触自体が初めてで、「ちょっと怪しい?ワイルドな感じ?」などという期待と不安もありました。
3人の方が出迎えてくださったのですが、実際にお会いすると温厚な普通のビジネスマンという感じで、とても誠実な印象を受けました。
業界事情、原一さんの特徴から尾行の具体的なテクニックや隠し撮りの技法まで、掘り下げた質問をしました。
予定時間を大幅に超過して質問責めにしたのですが、すべての問に丁寧に詳細に答えてくださいました。
【原一大阪支社オフィス】
第二回 本社(2015年6月)
丁寧な応対に感激した私は、時を置かずに埼玉県川越市の本社を訪ねました。
この時は、新人探偵の尾行訓練に同行させていただけました。
雑誌等メディアに対して訓練を公開しているのは知っていましたが、この時は私一人のために見せてくれたのです。
感激でした。
車両尾行では、追われる役と追う役の両方をやります。
私は探偵が運転する車の助手席に座っているだけですが、無線を渡されているので、関係者それぞれが何をしているか全部わかります。
尾行にだけ気を取られていると交通事故を起こしたり、パトカーに停められたりするので、いろいろなことに同時に気を配らねばなりません。
しかし、一方では一瞬ほかの事に気を取られたために、ターゲットを見失う可能性もあるわけです。
尾行が簡単なものではないことが、身に染みてわかりました。
【尾行訓練の様子】
大阪取材の時にとことん質問に答えてくれたW探偵が運転する車の助手席に乗り、訓練の一部始終を見た。
第三回 本社(2016年5月)
三度目の取材は調査事情の地域差についてヒアリングするためでした。
当初は浮気調査や家出人捜索など、探偵の仕事に地域差などないという意見が多かったです。
しかし、事前のやり取りをする上で、各地の探偵が自分の仕事を「当たり前だ。どこでも同じはず。」と思っているだけで、実はかなりの地域差がありそうなことがわかってきました。
そこでそういう問題について深く語れそうなベテラン探偵を人選していただき、取材することになったのです。
探偵たちが語る調査事情の地域差
- 浮気にはラブホテルの利用が主流だが、横浜ではシティホテルが多用される
- 神奈川県の家出人は横浜に潜伏することが多いが、埼玉県の家出人はほぼ100%県内にとどまらず、新宿・池袋・秋葉原などに向かう。
- 人口密度と交通量が極めて少ない北海道では、尾行や張り込みが目立ち、調査は特別なスキルを要する。
- 名家のある横浜や豪農のいる群馬では従来タイプの結婚調査(相手の家柄を調べる)の需要もまだあるが、埼玉で結婚調査と言えば、ほぼ100%交際相手当人の行動調査である。
- ・・・・
さらに面白い話もたくさんあるのですが、ここでは割愛します。
とにかく、原一の探偵さんたちの経験の豊かさに改めて感銘を受けた取材でした。
【地域事情に通じたベテラン探偵たち】
横浜・埼玉・群馬について語ってくれたA探偵(左)と、札幌支社立ち上げの経験者K部長(右)。
第四回 札幌支社(2017年2月)
3回目の取材で北海道は特に地域差が大きく、積雪期にはそれが最大になることを知り、ぜひ現地を見たいと思いました。
そして翌年の雪まつりの時期に真冬の札幌支社訪問が実現しました。
前回聞いた話を掘り下げてインタビューしたのですが、本当に当地の調査は大変です。
若手の幹部たちがリアルな現場の様子を語ってくれて、本当に充実した取材でした。
【原一札幌支社スタッフ】
一サイト作成者の私を総出で出迎えてくれた札幌支社の探偵たち。礼儀正しいが、内面はタフそうで、頼もしく魅力のある男たちだった。