【手法概観と調査設計|原一探偵事務所の結婚調査】

原一独自の結婚調査の設計は?

前のページで、現代に求められる結婚調査のあり方がわかりました。

 

このページでは原一探偵事務所の結婚調査の全体像を明らかにします。

 

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調査技法と調査対象

「原一の強みは聞き込み調査と行動調査の両方に強く、両者を組み合わせられるところ」(高野氏談)とのこと。

 

2つの主要調査技法
聞き込み調査
  • 調査対象の周囲の人(友人・知人・同僚・近所の人等)から情報を取る。
  • ただし、原一のやり方はダイレクトに調査対象に関する質問をするような原始的な方法ではない。
  • 「聞き込みとはわからない聞き込み方」をする。
行動調査
  • 調査対象を尾行し、隠し撮りする。
  • 撮影場所・日時を克明に記録し、時系列に並べる。

 

私: 聞き込みの具体的な方法がわからない。

 

「聞き込みとはわからない聞き込み」とはどのようなものですか?

 

高野: その説明は長くなるので、後に回しましょう。

 

私: 少なくとも「探偵社の者ですが、Aさんとご近所でトラブルとかないですか?」というような聞き方ではない、と?

 

高野: 今時、そんな聞き込み方をしても、9割以上の人が「特にない」と無難な返事をするか、回答を拒否します。

 

私: 確かに。

 

2つの調査対象

次に調査対象も大きく2つに分けられます。

 

一つ目が結婚予定の相手当人、2つ目がその親兄弟(実家)です。

 

4マスの調査

2つの調査手法と2つの調査対象を縦軸・横軸に取ると、4マスの表ができます。

 

 

聞き込み調査

行動調査

相手当人

マス1

マス2

その親兄弟

マス3

マス4

 

依頼者のニーズに合わせて、この4つのマスのどこに予算を配分するかというのが、調査設計です。

 

各マスの調査でどんなことがわかるのか、例を見てみましょう。

 

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各マスの調査で分かることの例

 

マス1 当人に関する聞き込みで分かること
良い例
  • 大学時代は落語研究会に所属し、おもしろくて女性にもモテた。(学生時代の友人)
  • 仕事の締め切りは何夜徹夜が続いても間に合わせる男。(会社の同僚)
  • 会うと必ず挨拶してくれて、とても感じがいい人。(近所の奥さん)
  • 歴史が好きみたいで、よく本を読んでいる。(行きつけの喫茶店のマスター)
悪い例
  • 小中学校時代、クラスメートの物を盗んだり、動物をいじめるので評判が悪かった。(昔の同級生)
  • 仕事でも飲みすぎてよく失敗を起こしている。(会社の同僚)
  • 夜中に飲み騒いだり、爆音で音楽をかけて、隣人とよくもめている。(マンションの住人)
  • よく飲みつぶれて世話が大変。「世の中は不公平だ」が口癖。(行きつけの飲み屋の主人)

※例示しているような人すべてに話が聞けるとは限りません。あくまで例です。

 

マス2 当人の行動調査で分かること
良い例
  • 毎朝、7時半に家を出て、自分で言っていた会社に定時出勤している。
  • 調査期間中、ほかの人と自宅を出入りすることはなかった。
  • 外人に道を聞かれて教えていた。親切だし、英語ができる様子。
  • 空手道場に寄る日以外は、まっすぐ一人で帰宅していた。。
悪い例
  • 通勤している様子がなく、連日昼前に起きて、昼食後はパチスロ浸り。
  • 一人暮らしではなく、妻子と暮らしている様子。
  • ラブホテルに入り、ホテヘル嬢を呼んでいた。
  • 居酒屋で泥酔し、他の客に絡んでいた。
  • 車の運転が乱暴で、むやみにクラクションを鳴らしたり、あおり運転をしていた。

※すべて撮影の日時と場所が記録された写真付きで報告されます。

 

マス3 親兄弟の聞き込みで分かること
良い例
  • 父親は畳屋の2代目で、職人気質でいい仕事をするとの評判。(近所の人)
  • 母親は自宅でフラワーアレンジメントの教室を開いていて、人気がある。(教室の生徒)
  • 父親は20年も通ってくれているが、信念があって心の広い人。(行きつけの喫茶店のマスター)
  • 近所に住む姉夫婦は5歳の男の子がいて、家族仲がいい。(近所の人)
悪い例
  • 給食費支払いを拒否し、よく学校に怒鳴り込むモンスターペアレントだった。(同級生の親)
  • ゴミ出しのルールを守らず、町内会費も払わず、近隣トラブルが絶えない。(近所の人)
  • 母親は借りたお金や物を返さない人。自分も被害者。(昔の友人)
  • 父親は酒癖が悪く、人に絡むので困る。(行きつけの居酒屋の主人)
  • 同居の無職の弟が絶えず警察の世話になっている様子。(近所の人)

※例示しているような人すべてに話が聞けるとは限りません。あくまで例です。

 

マス4 親兄弟の行動調査で分かること
良い例
  • 父親のコンサルティング業の実態がわからないとのことで行動調査をかけたが、中堅企業に出入りして丁寧な応対を受けており、外見からは問題がない様子。
悪い例
  • 自宅に異様な風体の人の出入りが多い。隣家の前に友人の車を停めさせ、苦情を言われると逆ギレしていた。
  • 評判の悪い兄を尾行すると、ヤクザ(A組)の事務所に出入りしていた。

※すべて撮影の日時と場所が記録された写真付きで報告されます。

 

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依頼者のニーズに応じた調査設計の例

依頼者が気になっていること、調べたいことの優先順位に応じて、各マスの力の入れ方を調整します。

 

高野さんをはじめとするアドバイザーが、依頼者の話を聞いていろいろ提案してくれます。

 

例1 相手当人に絞る場合

「相手当人に引っかかる点があり、徹底的に知りたい。親のことはその後でよい。」という場合。

 

当人の評判と生活状況に絞った調査が考えられます。

 

当人に関する聞き込み(マス1)と行動調査(マス2)を実施します。

 

例2 当人の評判・生活状況と実家の評判に絞る場合

「当人の事は一応、全体を知っておきたいし、親の評判も聞いておきたい。」という場合。

 

当人に関する聞き込み(マス1)と行動調査(マス2)、および実家に対する聞き込み(マス3)を実施します。

 

例3 当人の素行と実家の評判に絞る場合

「当人には会ったことがあり、特に問題を感じない。しかし、IT企業勤務の仕事内容が理解できなかった。普段の生活ぶりを知りたい。予算がないので、聞き込みはいらない。あと、親の評判も押さえておきたい。」という場合。

 

当人の行動調査(マス2)、および実家に対する聞き込み(マス3)を実施します。

 

例4 実家に特に気になる人物がいる場合
  • 父親は長らく無職らしいが、生活に困っている様子はない。子供も収入源を知らない。普段、何をしているのか気になる。
  • 親と同居する無職の弟が問題ばかり起こしているらしい。
  • 母親の姉が同居していて、妹夫婦(結婚相手の父母)に異様な支配力を振るっているようだ。

 

・・・というように、相手の実家に特別に気になる人物がいる場合、その人に絞って行動調査と聞き込みをかけることも考えられます。

 

私: 実家の住所がわからない場合はどうするのですか?

 

高野: 聞き出してもらうのが基本です。娘さんの交際相手なら、親から娘さんに相手から教えてもらいなさいと指示していただきます。

 

私: それが無理な場合はどうしますか?

 

高野: 娘さんに相手の親に挨拶に行くよう親から言ってもらい、その旅行を尾行します。

 

この方法は、娘さんと相手が二人きりの時の様子、娘さんや自分の息子に対する相手の親の対応も動画記録できるメリットがあります。

 

私: その場合、娘さんは調査に協力する形ですか?

 

高野: 調査を告知して協力してもらう場合と、娘さんには黙って尾行する場合が半々ぐらいです。

 

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書類調査

以上のように、聞き込みと行動調査が原一さんの結婚調査の中核をなします。

 

しかし、それ以外に下記の書類調査が標準でついているそうです。

 

官報調査 官報(政府の広報日刊紙)をチェックして、過去に自己破産や個人再生を申し立てたことがないか、調べます。
新聞調査 過去に新聞に名前が出たことがないか調べます。
不動産登記簿調査 相手が不動産を所有している場合、登記簿を取り寄せ、不動産の所有者やそれを担保にした借金があるかなどを説明します。
商業登記簿調査 相手が法人企業を所有している場合、登記簿を取り寄せ、それで分かることを説明します。

 

ここまでの要約

原一さんの強みは、聞き込みと行動調査を組み合わせて調査できること。

 

依頼者のニーズに合わせて、下記の4マス内で必要な調査を組み立てます。

 

 

聞き込み調査

行動調査

相手当人

マス1

マス2

その親兄弟

マス3

マス4

 

これに書類調査(官報、新聞、不動産登記簿、商業登記簿)がつきます。

 

戸籍情報や信用情報(いわゆる金融のブラックリスト)の第三者取得は違法なのでしません。

 

以上が原一さんの結婚調査の内容です。

 

私: 調査の全貌が見えてきました。しっかりした調査ですね。

 

あとは調査力の裏付けですね。つまり、言っているような調査が本当にちゃんとできるのか?ということ。

 

特に「聞き込みとはわからない聞き込み」など気になります。

 

高野: 調査力もですが、発覚しない力も大切です。

 

調べたいことは分かったが相手に調査がバレてしまった、というのではダメです。

 

私: 発覚したら最悪は破談でしょうね。

 

高野: そのとおりです。また、子供の縁談を邪魔をすれば、子供との関係も悪化します。

 

私: 調べられても何ひとつやましいところのない人でも、結婚調査を激しく嫌う人はいますよね。

 

「痛くもない腹を探られるのは不愉快」とか「こそこそ人の事を調べるのは卑怯」といった理由で。

 

高野: そうです。だから発覚を避けることには細心の注意を払うべきです。

 

発覚防止に雑な探偵社には依頼すべきではありません。

 

例えば、「探偵社ですがAさんの評判を教えてください」といった原始的な聞き込みをする業者がその典型です。

 

戸籍情報の違法取得をする探偵社もNGです。

 

最近は、戸籍情報の請求があると当人に通知するシステムを採用している自治体があります。

 

私: それだと一発でアウトですね。

 

高野: では、そろそろ発覚せずに深く調べられる原一の調査部隊の話に移りましょう。

 

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