【尾行・聞き込み等の調査技術|結婚調査のノウハウ】

素人の調査は発覚の危険大

最近の結婚調査は、本人の行動調査に重点が移っていることをトップページで説明しました。

 

つまり、尾行と隠し撮りです。

 

戸籍調査は違法化されており、尾行以外の合法的な調査は聞き込みということになります。

 

中には「自分でできないか?」と考える人もいますが、発覚の危険が大きいのでやめた方がいいです。

 

調査の専門技術について少しご紹介したいと思います。

 

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1.尾行

「人の後をつけるくらい簡単では?」と考える人もいますが、とんでもない話です。

 

尾行は探偵技術の中核をなすもので、高いセンスとスキルが求められます。

 

尾行しやすい条件下で5分10分程度追うだけなら素人でもうまく行く場合があるでしょう。

 

しかし、相手の問題を見極めたいなら、そんな尾行では目的を果たせません。

 

どういうことなのか、具体例を挙げながら説明します。

 

まず、本人特定が課題

最初に尾行のターゲットを人違いしないようにすることが必要です。

 

相手と会ったことがあり、間違いなく本人特定できる自信があるならいいですが、その場合は自分では追えません。

 

面識のある者が尾行すれば、変装などしても全体の雰囲気でわかるので100%発覚します。

 

面識がない人を、写真などをもとに特定するのは思うほど簡単ではありません。

 

写真の写りが小さかったり、髪形や服装が変わっていると、それだけでもう素人はわからなくなります。

 

相手の家がわかっていて、その前に張り込んで尾行をスタートするなら人違いのリスクは少ないでしょう。

 

しかし、退社時を狙ったり、駅で張り込んで尾行をスタートするなら、人物の特定が結構大きな問題になりえます。

 

尾行はなぜ難しいのか?

いくつかの例を挙げてみましょう。

 

Q1. 尾行相手がUターンしてきたらどうするか?

 

何かを思い出したりしてもと来た道を戻ることは誰でも時々あります。

 

尾行者は素知らぬ顔ですれ違うしかありません。

 

その後で振り返った時、相手がこちらを見ていたら、その時点で発覚です。

 

といって、振り返らなければ見失ってしまいます。

 

どうすればいいでしょうか?

 

Q2. 相手がエレベータに乗った場合はどうすべきか?

 

ほかにも乗客がいる場合、どの階で降りたのかはランプではわかりません。

 

一緒に乗り込むと顔を覚えられ、エレベータを降りた後の尾行継続が難しくなる可能性があります。

 

Q3. 相手がタクシーに乗った場合はどうすべきか?

 

徒歩で尾行していた相手がタクシーに乗った場合、こちらもタクシーに乗って「あの車を追って!」というのは無理です。

 

それは昭和の刑事ドラマの世界であって、現代のタクシーの運転手はそんな危険な要求には応じてくれません。

 

電車に同乗して追っていた相手が下りた駅に、別の人が車で迎えに来ていた場合も同様の事態になります。

 

単独尾行だとどちらの場合も、相手が車に乗った段階で失尾(尾行断念)となります。

 

そうならない方法は、車に乗った人とチームを組んで追うことです。

 

以上は尾行のごく基本的な問題です。

 

これらに適切な対処法を考えられないレベルなら、自分で尾行しても失敗する可能性が高いです。

 

実際はさらにいろいろな問題が発生し、臨機応変に対応しないといけません。

 

プロの探偵は大変な訓練を積んで、いかなる状況にも対応できるように鍛えられているのです。

 

チーム尾行について

尾行で常に直面するのは、次の2項目のジレンマです。

 

  • ターゲットに近づくほど発覚のリスクが上昇する
  • ターゲットから遠ざかるほど失尾のリスクが上昇する

 

このジレンマを克服する上で重要な技術が「チーム尾行」です。

 

プロの探偵は原則として2人以上のチームで尾行し、単独尾行は行いません。

 

その目的はまず、ターゲットに近づく役割を交代することで発覚のリスクを下げること。

 

接近して尾行する役割以外の人は、先回りしたり、車を回したり、遠方から監視したりして、尾行者をサポートします。

 

また、それ以前に単独尾行ではトイレにも行けないし、出口が複数ある建物に入られたら見逃す危険があるということもあります。

 

チーム尾行は個人の技とともにメンバーの連携の熟練が重要です。

 

熟練度が低いと、連携したがために逆にミスを犯して見失うこともあります。

 

素人がすぐにできるようなものではないのです。

 

車両尾行について

尾行は大きく、徒歩尾行と車両尾行に分けられます。

 

徒歩尾行とは、徒歩や鉄道、バスなどの公共交通機関を使って移動する相手を追尾することを指します。

 

車両尾行とは車を車で追うことです。

 

ターゲットは徒歩の途中でタクシーに乗ったり、車をパーキングに入れて徒歩に移ったりするので、2つの尾行技術は実践の場ではミックスして使われます。

 

徒歩尾行も難しく、特に混雑時や逆に人通りがない場合は困難を極めます。

 

しかし、車両尾行の難易度はそれ以上です。

 

後続車の車内はルームミラーでよく見えるので、真後ろにつけて近くまで寄ったら発覚しやすいです。

 

一方で赤信号、道路工事、他の車の割り込みなどに妨害されて失尾もしやすい。

 

そして尾行にばかり気を取られていると、パトカーに止められたり、交通事故を起こしたりします。

 

プロの尾行では、状況に応じてチームにバイクも加えます。

 

渋滞や細い路地でも自由に動けて、とても役に立つからです。

 

このようにプロの車両尾行は、装備もスキルもレベルが違いますから、素人が真似すべきではありません。

 

張り込み

尾行相手を待ち伏せることを指します。

 

尾行の開始時や、個人宅・ラブホテルなど一緒に入っていけない建物に入られた時に、出てくるのを張込んで待ちます。

 

張り込み中に多いのが、不審人物として通報されてしまうことです。

 

プロの探偵はそういうことにも気を配って、張り込み場所を頻繁に変えたり、工夫を凝らします。

 

聞き込み

近所の人や関係者に話を聞くことです。

 

ここでは聞き込み相手からターゲットに伝わって発覚してしまう危険が伴います。

 

「探偵みたいな人がお前の事を聞きに来たよ。誰かが調べてるみたいだ。」と。

 

こうしたリスクができるだけ小さくなる聞き方をするのも、プロ探偵のノウハウです。

 

 

 

以上のように、探偵の調査技術というのは素人がすぐに真似できるものではないのです。

 

もし調査するつもりなら、スキルの高いしっかりした探偵社に依頼することをお勧めします。

 

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